エル・ブランズ(ティッカーシンボル:LB)
ポートフォリオの6%を占めるエル・ブランズ(L Brands Inc.)ティッカーはLB
平均購入単価$59.91で65株保有。最近は株価がようやく復調し始めた。そしてどんな企業かを備忘録として記事に。
ヴィクシーエンジェルが好きでエルブランズを買ったという人はハニートラップにかかりやすい人です。気をつけましょう。←どの口が言ってんだ。
企業概要
エル・ブランズ(L Brands Inc.)はオハイオ州コロンバスに本社を置く女性用インナー(下着)販売大手。
主力の2大ブランドであるインナー販売のVictoria`s Secret、ボディケア用品販売のBath & Body Worksをアメリカ、カナダ、イギリスに直営店で3005店舗展開する。
Eコマースを含む近年の売上構成はVictoria`s Secret63%、Bath & Body Works29%となっている。
広告塔として大きな影響力を持つ
Victoria`s Secretのモデルは日本ではヴィクシーエンジェル(Victoria`s Secret Angels)と呼ばれ、モデルのあこがれのモデルとも言われるほど。
日本でも人気のミランダ・カーも過去にヴィクシーエンジェルだった。
写真はテイラー・ヒル。
企業沿革
創業は1963年。レスリー・ウェクスナー(L Brandsの会長兼CEO)というユダヤ人男性がオハイオ州のショッピングセンター内にオープンしたThe Limited社よりはじまる。
社名は若い女性向けの服に絞って商品を揃えたことに由来する。
話はさかのぼり、
レスリー・ウェクスナーの母ベラは迫害から逃れるため、ロシアから移民としてアメリカにやってきた。そして、ベラは21歳の若さで有名デパートチェーンの最年少バイヤーとなった後、おなじ場所で20年以上に渡り活躍を続けた。
その後、ベラは夫のハリー・ウェクスナーと共に独立し、息子の名前をそのまま使ったレスリーズ(Leslie's)という名の女性服の店をオープンさせた。
レスリーはこの自分の名前のついた両親の店からヒントを得てThe Limitedをオープンさせたのだった。
その後、同社は急速に成長し、ついには1969年、The Limited Brandsとしてニューヨーク証券取引所に上場、株式公開を行うにいたる。
1977年にはオハイオ州コロンバス、モールス・ロードに本社を移転させ、現在でも本社はそこにそのまま位置している。
そして、 なんと現主力ブランドのVictoria`s Secretは、1982年にロイ・レイモンド社から100万ドルの買収で獲得している。
それまであまり前例のなかった若い女性向けの服の店を、しかも、男性がオープンさせたというチャレンジ・スピリッツは実に素晴らしい。
型にはまらないことの大切さを1963年に実践している。いつの時代も成功の条件は変わらないのかもしれない。
型にはまりすぎて身動きがとれず、沈みゆく日本企業を最近よく見るのは皮肉なことだが。
L Brands Inc.の業績推移。株価と業績の不調で現在は5%近い配当利回り。
財務情報の詳細は以下リンク
株価各指標と財務情報のハイライト。